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第6章 立ちはだかる障害

…えっと…



ここからどうしたら…




抱きついたは良いけれど、次の行動が解らない。





「あの…その…」


「お前…何してるか解ってんのか？」


「それは…解ってるつもりですけども…」




彼の体が向きを変え、私をいとも簡単に押し倒した。




「男を煽っているって自覚あんのか？」



深い瞳が近づいて来る。

私の足の間に器用に体を割りいれる。

密着した下半身からは…
彼のものが当たっているのが、解った。




「ーーーっ。これっ…」


「葵のせいだろ？」


「ーーーーーっ！！」





恥ずかしい…



どうしたらいいの…




「蓮さんっ…待って！」




「ヤダね」



そう言うと私の首筋に顔を埋めた。

首筋から耳へ舌を這わせる。



「んんんっ…っ。」



蓮の手が這うように私の服の中へ
入ってくる。


その感覚にビクッと体が反応した。




「…怖いか？」


呟かれる言葉は
私を心地良くさせる。


…恐怖なんて感じない。



首を横に振ると、彼はまた耳元で


「いい子だ。」


そう呟いた。