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万華鏡
第2章 視姦
先輩のあの普段の温和な柔らかい物腰からは、考えられないぐらいの冷たい瞳。



対照的に乱れる組敷かれた雌の叫びが私の心を惑わせるのだ。



その淫靡で閉鎖的な空間は私のこころを高揚させる。
ドキドキが止まらなくなる。




みずいろのパンティが脳裏に浮かび、
カチッと壊れた映像が再生される。
呪いの様に何度もなんども。



高鳴る気持ちを押さえられないままー‥。
そっとあの隙間から奥の空間を覗いた。






「‼」





反対側から冷たいはしばみ色の瞳が私をじっと覗いている。




さっきの女子生徒の姿は無くて。
私と蒼斗先輩だけの、その空っぽな空間。



いつもはキッチリとめているシャツのボタンを二つ外して。
開いたシャツが描くそのしどけない隙間から‥蒼斗先輩の胸元が覗いて見える。





私はただ、蒼斗先輩のその行動から目が離せずに‥、呆けたように見つめ続けてーー‥。




「この間も視ていたよね。」





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