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悠久の恋の果てに
第2章 久
「大久保さんっていくつなんですか?」
「おれ?俺は30。美緒は?」
あ、美緒って呼んだ。
「24です」
「そっか。6つ違いか」
年齢をしらなかったってことは、どんな知り合いよ?
「人違いってことはないんですか?」
私のその言葉に、改めて顔をじっと見られる。
「いや・・・間違うはずはないよ」
そんな風に真面目に、愛撫されるようにささやかれたから
ほのかにほほが赤くなった。
「ほら。そんな風に赤くなるのも変わらないね」
優しく私を見つめる目を遠い昔、どこかで見たことがあるかもしれない。
でも、その顔は子供の顔じゃない気がする。
何だろう?この記憶は。
私が子供ならこの人だって子供のはずなのに・・・
この人の、お兄さんか、お父さんの記憶?
「いや。ごめん。もうこの話は止めよう」
そういって私のほほを対席から腕を伸ばしてそっと撫でた。
そのあまりに親しげな行動に少しびっくりしたのに。
身体の奥底がほんの少し反応した。
なに・・・?この感覚。
「美緒は・・・彼氏は?」
話しを変えようとして言われたその言葉に、
忘れていた彼を思い出した。
「います」
「そっか」
それ以上、深く聞いてこない大久保さんに優しさよりもじれったさを感じた。
「おれ?俺は30。美緒は?」
あ、美緒って呼んだ。
「24です」
「そっか。6つ違いか」
年齢をしらなかったってことは、どんな知り合いよ?
「人違いってことはないんですか?」
私のその言葉に、改めて顔をじっと見られる。
「いや・・・間違うはずはないよ」
そんな風に真面目に、愛撫されるようにささやかれたから
ほのかにほほが赤くなった。
「ほら。そんな風に赤くなるのも変わらないね」
優しく私を見つめる目を遠い昔、どこかで見たことがあるかもしれない。
でも、その顔は子供の顔じゃない気がする。
何だろう?この記憶は。
私が子供ならこの人だって子供のはずなのに・・・
この人の、お兄さんか、お父さんの記憶?
「いや。ごめん。もうこの話は止めよう」
そういって私のほほを対席から腕を伸ばしてそっと撫でた。
そのあまりに親しげな行動に少しびっくりしたのに。
身体の奥底がほんの少し反応した。
なに・・・?この感覚。
「美緒は・・・彼氏は?」
話しを変えようとして言われたその言葉に、
忘れていた彼を思い出した。
「います」
「そっか」
それ以上、深く聞いてこない大久保さんに優しさよりもじれったさを感じた。