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悠久の恋の果てに
第1章 悠
今さっき、茜の話題に上がった海外事業部の大久保さんが
私の目の前に来て、片手をスーツのズボンのポケットに入れ
もう片手で私の目の前のテーブルをノックしていた。
うん。確かに・・・カッコいい。
みつ・・・けた?
だれを?
「見つけた。久しぶり」
そういって極上の笑顔を私に向けた。
広い食堂は、シン・・と静まり返った。
え・・・なに?
訳が分からずに茜の方を向くと
コソッと小さい声で、
「いきなり、大久保さんがすごい勢いでこっちに歩いてきたから
食堂中が何事かと思ってみていたら、美緒の目の前に来て・・・」
と、視線を大久保さんに向けた。
「久しぶり」
もう一度、ゆっくりと綺麗な声で私に向かって繰り返すけど。
私は、大久保さんを初めて見た訳で。
久しぶりって、何?
それともここは、話を合わせるべき?
どうしたらいいの?
「あ・・・の」
私の言った言葉に大久保さんが少しだけ眉間にしわを寄せた。
「もしかして、俺の事分からない?」
はい。分かりません。
って、名前は今さっき、茜に聞いたけどね。
「―――そっか」
私の目の前に来て、片手をスーツのズボンのポケットに入れ
もう片手で私の目の前のテーブルをノックしていた。
うん。確かに・・・カッコいい。
みつ・・・けた?
だれを?
「見つけた。久しぶり」
そういって極上の笑顔を私に向けた。
広い食堂は、シン・・と静まり返った。
え・・・なに?
訳が分からずに茜の方を向くと
コソッと小さい声で、
「いきなり、大久保さんがすごい勢いでこっちに歩いてきたから
食堂中が何事かと思ってみていたら、美緒の目の前に来て・・・」
と、視線を大久保さんに向けた。
「久しぶり」
もう一度、ゆっくりと綺麗な声で私に向かって繰り返すけど。
私は、大久保さんを初めて見た訳で。
久しぶりって、何?
それともここは、話を合わせるべき?
どうしたらいいの?
「あ・・・の」
私の言った言葉に大久保さんが少しだけ眉間にしわを寄せた。
「もしかして、俺の事分からない?」
はい。分かりません。
って、名前は今さっき、茜に聞いたけどね。
「―――そっか」