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悠久の恋の果てに
第1章 悠
別にはっきりと別れを口に出すのが怖い訳でもない。
そうだな・・・
この感情を言葉にするなら
自分からわざわざ別れ話をすることもない。かな。
お互いに平和主義者?だから、お互いに自分から言い出したくない。
自然消滅をお互いに望んでいるのかもしれない。
「ねぇ。自然消滅ってさ?どれぐらい連絡がなかったら言うのかな?」
私のそんな言葉に、呆れかえったように茜がこっちを見た。
「美緒・・・そんなこと考えてんの?」
う・・・ん。ダメかな?
「別れてきなよ。はっきり。そして次に行かなきゃ!」
はっきりか。
私から言い出すの、いやだなぁ。
そんなことを考えながら、最後のプチトマトを口に入れた。
「え?」
かるくため息をついていたら
隣で茜がビックリしているのに気がつかなかった。
「え?え?」
今まで食事をするために若干テーブルに向って
前のめりだった茜の姿勢が
椅子に思いっきり寄りかかって
身を引いたのが分かった。
「ん~?」
それでも呑気にゆっくりと茜の方を向いて
「なに?どうしたの?」
と聞こうとしたところで
目の前のテーブルを軽くカンカンとノックされた。
え?
「やっと見つけた」
そうだな・・・
この感情を言葉にするなら
自分からわざわざ別れ話をすることもない。かな。
お互いに平和主義者?だから、お互いに自分から言い出したくない。
自然消滅をお互いに望んでいるのかもしれない。
「ねぇ。自然消滅ってさ?どれぐらい連絡がなかったら言うのかな?」
私のそんな言葉に、呆れかえったように茜がこっちを見た。
「美緒・・・そんなこと考えてんの?」
う・・・ん。ダメかな?
「別れてきなよ。はっきり。そして次に行かなきゃ!」
はっきりか。
私から言い出すの、いやだなぁ。
そんなことを考えながら、最後のプチトマトを口に入れた。
「え?」
かるくため息をついていたら
隣で茜がビックリしているのに気がつかなかった。
「え?え?」
今まで食事をするために若干テーブルに向って
前のめりだった茜の姿勢が
椅子に思いっきり寄りかかって
身を引いたのが分かった。
「ん~?」
それでも呑気にゆっくりと茜の方を向いて
「なに?どうしたの?」
と聞こうとしたところで
目の前のテーブルを軽くカンカンとノックされた。
え?
「やっと見つけた」