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悠久の恋の果てに
第7章 て
「先週、初めて美緒を食堂で見た時。
見つけた。と思った。ひと目でわかった。そして名前がミオだった。
運命だと思ったよ。でも、君は前世の記憶がないままで・・・って
それが普通か」
また自分の言葉に小さく笑う。
「言ってくだされば良かったの・・・に」
私が手の甲で何度も涙をぬぐっていると
その手を優しく包み込んで
私の涙をキスで受け止めてくれた。
「何のしがらみもなく。2人で新しい恋を始めようと思った。
せっかく身分の違いがない今の世の中に生まれ変わって。
再び運命のように出会えて・・・
外を手をつないで歩けるんだ。接吻だって誰の目も気にしなくていい。
こうして抱きしめ合えるんだ」
「・・・・」
「もう一度。2人で恋を始めたかったんだ。
美緒が前世を想い出さなくても。そんなことは関係ない」
大久保さん・・・・
「前世で結ばれなかった恋に執着している訳じゃない。
今この目の前にいる美緒に。恋をしているんだ。
でも。美緒。俺はずっと。みさをの時から君に恋をしている。
叶わない恋だと知りながら。叶えちゃいけない恋だと知りながら。
止めることが出来なかった恋心を美緒に抱いている。」
私は小さく泣いた。
「美緒。おいで。100年分の恋を君に捧げるよ」
やっと。やっと。抱きしめ合えるんだ。
私たち―――
見つけた。と思った。ひと目でわかった。そして名前がミオだった。
運命だと思ったよ。でも、君は前世の記憶がないままで・・・って
それが普通か」
また自分の言葉に小さく笑う。
「言ってくだされば良かったの・・・に」
私が手の甲で何度も涙をぬぐっていると
その手を優しく包み込んで
私の涙をキスで受け止めてくれた。
「何のしがらみもなく。2人で新しい恋を始めようと思った。
せっかく身分の違いがない今の世の中に生まれ変わって。
再び運命のように出会えて・・・
外を手をつないで歩けるんだ。接吻だって誰の目も気にしなくていい。
こうして抱きしめ合えるんだ」
「・・・・」
「もう一度。2人で恋を始めたかったんだ。
美緒が前世を想い出さなくても。そんなことは関係ない」
大久保さん・・・・
「前世で結ばれなかった恋に執着している訳じゃない。
今この目の前にいる美緒に。恋をしているんだ。
でも。美緒。俺はずっと。みさをの時から君に恋をしている。
叶わない恋だと知りながら。叶えちゃいけない恋だと知りながら。
止めることが出来なかった恋心を美緒に抱いている。」
私は小さく泣いた。
「美緒。おいで。100年分の恋を君に捧げるよ」
やっと。やっと。抱きしめ合えるんだ。
私たち―――