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ピンクの扉
第21章 園川先生

予定時刻の数分遅れて
私たちは宿坊の大広間に到着しました。

皆さんすでにお待ちかねで
各自がお膳を前にして正座していました。

「待っていたんですよ。
今、スマホから電話しようと思っていたところだったんです」

豆田先生はそう言って、
ささ、委員長はこちらの席ですと
手招いてくれました。

「えっと…僕は…」

園川先生は自分の席がわからず
キョロキョロしています。


「君はそっちだ!そう、そこの末席だ!」

私と園川先生が仲良く現れたからでしょうか
心なしか豆田先生のご機嫌が悪いようです。


着席すると隣の席のPTA会長さんが小声で

「豆田先生から園川先生に
乗り換えちゃったのかしら?」と言って
意味深な笑みを送られた。

「そんな訳では…」

乗り換えるも何も
あの時、豆田先生が私を置いてけぼりにしなきゃ
もっと仲良しになれたのに…

当の豆田先生は仏頂面で
黙々と精進料理に箸をつけていました。

私は、針の筵に座らされているようで
全く、箸が進みませんでした。

いたたまれなくなった私は
「失礼します」と席を外し、
お手洗いへ…

顔を洗おうと洗面台のミラーを見て驚きました。

だって、ルージュは滲み、
お化粧が剥げているんですもの。

これじゃあ園川先生とキスをして
顔を舐め回されましたと宣言しているのと同じです。

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