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ピンクの扉
第22章 修行僧
「ねえ…まだ出来るでしょ?」
私は彼のおちんちんを
手でシコシコしてあげましたが
全く堅くならずにふにゃふにゃのままです。
「もう無理です。ありがとうございました。
とても満足できました」
え~?そんなあ…
『精力のない男は嫌いよ!』
私はムッとした表情を浮かべながら
ショーツとスパッツを履き直して
「もっと体力を付けなさい!クソ坊主!」と
はしたなくも罵声を浴びせてしまい、
急いで本堂へ戻りました。
本堂にたどり着くと、
ちょうど住職の説法が終わったところでした。
後ろを振り返って
私を見つけた豆田先生が近寄ってきて
「説法、ほとんど聴けてないんじゃないですか?」と
また膨れっ面になって
拗ねたように聞いてきたので
「いえ、トイレから帰ってきて
おとなしく後ろの席で聴いていました」と
嘘をつきました。
「そうですか、それなら良かった。
どうです、面白かったでしょ?」
私は思わず「ええ、とても」と言いました。
途端に豆田先生ったら相好を崩して
「そりゃあ良かった!
是非また今度はプライベートで
違う寺院にデートしましょう」と言いながら
さも当然のように私の腰に手を回して
帰りのバスに向かってエスコートを始めました。