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ピンクの扉
第6章 主人の元へ
搭乗手続きをすませ、
機内のシートに座ったときには
もう体が疼きまくっていた。

滑走路を走る振動が心地よい・・・
気付けば私の手は股間に導かれていた。

羽織っていたストールを膝掛けがわりにして、
隣の人に気付かれないように
手をスカートの中に潜り込ませた。

淫靡な湿り気が、
小さなショーツを通して指先に伝わってくる。


ああ・・・あなた・・・・
もうすぐ、もうすぐ会えるのね。

指先を強く股間に押し当てる。

ああ・・・・

淫靡な声が微かに漏れる。


「大丈夫ですか?」

微かに洩れた声に気付いた男性が、
隣の席から声をかける。

ええ、大丈夫です。
とても気持ちいいんですもの・・・


はあ~っ??
男性は、怪訝そうな顔をして
大丈夫ならいいんですがと言ったきり
イヤホンを耳にあて、音楽を聴き始めた。

まるで係わり合いにならないほうがいいとばかりに桃子に背を向けた

うふふ・・・いっぱい濡れちゃったわ。

きっとショーツの股間に
派手なシミを作っているはず。

ダーリンきっと泣いて喜ぶわ。

ダーリンの舌で
キレイキレイにしてもらわなくっちゃ。


桃子のピンクの扉・・・
ノックできるのはダーリンだけ。

扉を開いて招き入れるのもダーリンだけ。


もうすぐよ。もうすぐあなたに会えるわ。

汚れちゃった桃子をきれいにしてね
・・・ダーリン♪

第一部 完
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