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第7章 夏の出来事　～英里の目線～

　私はただ気持ちがよくて、もっと気持ちがよくなりたくて、男達に体を委ねた。

「おい、チンコ三本も挿れられて気持ちいいか？」
「き、気持ち…あんっ、いい、です…んっ！」
「もっとして下さい、たくさん中に出して下さいって言えよ」
「もっと…たく、さん…あ、んんっ、中に出して…下さい…ん、んっ！」
「あ、クソ、イきそうだ…ああっ！　中に出すぞ…っ！」
「ひぁ…中が熱…わ、私も、あっんんっ…また、イきそ…あんっ！」
「よし、交代だ、休まずやり続けてやるよ」
「も、もっとぉ…もっとしてぇ…！ ああぁっ！」



　気が付いたら私は、体中ベトベトのまま一人、シャワー室にいた。
　お腹の中に注がれたものが流れ出ている。

　この気持ちよさのために、何かなくしたような気もするし、この気持ちよさがあれば、もうどうでもいいような気もするし。

　快感の余韻に縛られて動けず、横たわっている私に、誰かが近付いてきて、体を起こしてくれた。
　暖かいシャワーが当たって、体がきれいになって、柔らかくて暖かい体が抱きしめてキスしてくれた。

　…志穂さんの匂い。

　私はそれで、達也を思い出し、大切なものが壊れてしまうような気がして、怖くて震えながら志穂さんにしがみついた。

　志穂さんは優しく頭を撫でながらキスしてくれた。

　それに少し私が安心していると、足が開かれ、何かが入ってきた。






　達也。







　ごめん。