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英里を調教
第9章 公開ストリップからの大乱交
 旅館の夕食はおいしかった。
 特に豪華、というわけではないけど、心のこもったおもてなし料理、といった感じ。
 部屋に料理を運んできてくれた仲居さんも、感じのいいおばちゃんで、アットホームないい雰囲気の旅館だった。

 志穂さんはオレに、露天風呂でどんなプレイをしたかを訊ね、時に英里にも感想を求め、英里は言いにくそうに顔を真っ赤にしていた。


 そうやって過ごすうち、部屋に先ほどの大学生が訪ねてきた。
 先頭に、いちばん積極的だった長髪、後ろにサークルのリーダーだという眼鏡、後の二人は、小太りとカメラ、といったところか。実際にカメラを手に持っていた。

 四人を迎え、ちょっとした飲み会になった。
 と言っても、オレはほとんど飲まないし、英里は全く飲まない。
 志穂さんは楽しそうに飲み、大学生が追加の酒の買出しに行く羽目になった。

 志穂さん、酒も強いんだ…

 酔ってきたのか、ほんのりピンクに頬を染めた志穂さんは色っぽく、旅館の地味な浴衣じゃもったいないくらいの美人だった。

 『カメラ』は、自分で撮った写真を見せてくれた。
 キレイな風景写真が多かった。
 そういった写真からインスピレーションを得て話を考える、と言っていたけど。
 後は、実際に取材に行って、執筆に必要な写真を撮るのだという。

 興味深そうに写真を見ていた志穂さんが、またエッチな思い付きをした。

「ねぇ」

 酔ってとろんとした目つきの志穂さんに、それだけで大学生達は参ってしまったようだ。
すでに股間をかたくしているものもいる。
 本人気付いてないけど、浴衣の前が割れて、ちょっと盛り上がってるのが見えている。

「さっき露天風呂で、英里ちゃんとえっちなことしたでしょぉ」
「う、うん、したよ」
「じゃあさあ、それを元に、えっちな小説書いてよ」
「え?」
「私読んでみたいなぁ」

 いっせいに男に目を向けられ体を固くする英里。

「そ、それ、いいかもしれないですね」

 『カメラ』は志穂さんに言った。
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