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回想ディスコ
第2章 「裕子の場合」
1曲目が終わり2曲目も同じ体勢で体を揺らしていると、
やっと彼が口を開いた。

「今夜はもちろん一人だよね?」

そう言うと・・耳たぶにキスしてきて・・

「・・ええ、さっきまではね・・でも今は、相手がいるの」

少し顎をあげ、わざと髪で顔を半分隠しながらけだるそうに答えた。

「相手?誰?」

その声音は、答えなんてわかってるよ、という余裕みたいなものが感じられる。
この男、かなりナンパの上級者みたい。
すべてが流れるように進んでいく。

「わかってるんでしょ?私が言おうとしてること・・
 そうよ、あなたよ・・」

確認すると男は下半身をグッと押し付けてきた。
ゆるいシルエットのパンツ越しに、さらにその下は
トランクスだと想像させるゆとりの中で、
カレは瞬時に大きさを変えた。

中心に、しっかりとその存在を誇示して。
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