この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
回想ディスコ
第1章 思い出の扉をあけて
あのディスコが復活したんだってよ・・


その噂を聞いたのは駅のホームだった。
このKという駅から歩くこと5分くらいの場所に、昔、具体的には
20年くらい前まで、流行っていた「ワンダーランド」というディスコがあった。

当時はディスコ全盛期。
あっちの街こっちの街で人気のディスコに若者が集っていた。

私ももちろんその一人。
金曜の夜にはだいたいそこで私の姿は目撃されていた。
私以外にも、金曜と言えば、みたいな面子は何人かいたっけ。

あの頃は仕事はあって当たり前、お金もあって当然、みたいな時代だったから。
かといって贅沢な遊び、というわけでもなかった。

料金は、女性が2000円、男性が3000円。
それで飲み放題食べ放題だったのだから、毎週でも通いたくなる。
そんなお得が当たり前のように感じていた料金も、
今の若いコ達に言わせると、物価が違う、とのたまわれ、
時代を痛感させられる。

まあそれはさておき、
そのディスコも20年前に姿を消した。
時代の流れとは時として
悲しい別れを引き起こす。
閉店の夜には身動きできないくらい人が集まって、
最後の別れを惜しんだっけ・・

その後、
その店はクラブとやらに変わるのかと思いきや、
なぜだかただのキャバクラになっていた。
当然、足を運ぶわけもなく、
すっかりその場所からは遠ざかっていた。
/63ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ