この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
回想ディスコ
第4章 「弘美の場合」

もう一度、みんなの顔をぐるりと見回す。
マヌケな、って言っても許されるくらいの目玉と口元。
みんなそう・・
とりわけロッキーこと正弘さんの顔っていったら・・
何とも形容し難い。
驚き、驚き、そして恥ずかしさ・・
今にも泡を吹きそうな、息苦しそうな顔・・


そうなのだ。私が、シャネなのだ。

用意した懺悔話はもちろん、正弘さんの話しとまったく同じ。
私のワンダーランド人生の中でいちばんの思い出だもの・・


やっと、誰かの咳ばらいが聞こえた。
男、だ。
その後続けて声がした。ロッキーだった。

「あの・・確認しますよ?あなたが・・あのシャネちゃん?」

右手ですっきりとしている頭を撫でまわし、左手で膝をグッと握っている。

「はい・・シャネです・・そしてあなたが、ホントにロッキーさん?」

負けじと確認し返す。
だって!この元バーコードが!あのロッキー?
まさに見る影が無い、とはこのことじゃないの!
そりゃ私だって人のことは言えないわよ。
ほっそりしていたウエストには要らないのに脂肪が蓄えられて、
顔の中ではホウレイ線が主張して。

ロッキーさんからしてみれば、あの時の女がこれ?っていうのもわかるわ・・
/63ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ