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回想ディスコ
第4章 「弘美の場合」
「こんな偶然てあるの?ほんとに?」
隣りの裕子さんの声に、やっとVIPルームの中はふつうの呼吸ができるようになった。
みんなが何度か深呼吸を繰り返していると、
おしゃれ男が急に大声を張り上げた。
「そうだ!オレも思い出した!いたよね、いた!シャネちゃん!
オレも1回見たことあった!
ホールのど真ん中で男をひざまずかせてるの」
「そういえば・・聞いたことある!
ちょっと仲良くなった男がそんな話してたわ・・
見たことはないけど・・ああ思い出したわよ、私も」
ショートボブの女も記憶の糸を手繰り寄せたみたいだ。
せっかく歳とって、記憶も曖昧になっていると思ったのに、
ほんの小さな糸口からその記憶がよみがえってくる。
まだまだ脳は衰えてないってことか・・
隣りの裕子さんの声に、やっとVIPルームの中はふつうの呼吸ができるようになった。
みんなが何度か深呼吸を繰り返していると、
おしゃれ男が急に大声を張り上げた。
「そうだ!オレも思い出した!いたよね、いた!シャネちゃん!
オレも1回見たことあった!
ホールのど真ん中で男をひざまずかせてるの」
「そういえば・・聞いたことある!
ちょっと仲良くなった男がそんな話してたわ・・
見たことはないけど・・ああ思い出したわよ、私も」
ショートボブの女も記憶の糸を手繰り寄せたみたいだ。
せっかく歳とって、記憶も曖昧になっていると思ったのに、
ほんの小さな糸口からその記憶がよみがえってくる。
まだまだ脳は衰えてないってことか・・