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誘惑のサンタクロース
第4章 その後☆
なんだ、やっぱり星弥くんは
魔法使いではなかったのか。
安心したような、ガッカリしたような。
「期待はずれ、だった?」
「んーん、嬉しい。
そんなにわたしのこと考えてくれて、すごく嬉しいよ」
彼に寄りかかり、そう言った。
でも、わたしにとって
やっぱり星弥くんは魔法使いだ。
わたしのことをこんなにも
幸せにしてくれるんだもん。
こんなにかっこよくて、やさしくて
こんなにわたしのことを考えてくれて
好きだと言ってくれるなんて、
わたしには考えられないことだし。