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誘惑のサンタクロース
第2章 ☆☆




お菓子もあるよ、なんて
本当に家にいるみたいに、いろんなものが出てきた。



「はい座って」



ベンチには小さな薄いクッションみたいなのが敷いてあって、
これもお兄さんが持ってきてくれたんだなーって思った。



「ありがとう」



その上に座ると、さっき出したブランケットを
自分とわたしの上に掛けてくれた。



「あったかい?」

「うん、すごく」



はい、と言ってホッカイロを渡してくれた。



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