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want to be ...
第9章 さよなら
そう言って、席は離れてるはずなのに、すうっ…と息を吸う音が聞こえてきた。
てか…他に誰一人として喋ってる人いないな…
皆この2人の話聞いてるのかな。
そして、女の人の…叫び声が響いた。
「あたしがあんたと結婚したのはお金のため。
分かる!?お・か・ね・の・た・め!
愛なんてこれっぽっちもない、かけらもない!
あんたとセックス?気持ち悪い、吐き気するわ!
あんたを見ることさえ、見られることさえ嫌だったわ!
汚らわしい!ようやく離れることが出来て清々したわ!
自意識過剰なチンコ小さいバッタガエルは
風俗でも言って女達に嬲られてなさい!
勃起しても親指くらいしかないくせに人に文句言うな!
あたしの中がガバガバだから俺の息子が入らない!?
すぐ抜けてしまう!?いい加減にしろってぇ!?
チンコ小さいのをあたしのせいにすんじゃないわよ
この短小!ヘタクソ!インポ男!」
…あ、やばい。
壊れそう。
…目の前の女が。
そう思ってたら、案の定…
「ぶふっ!くっくっくっくっ…っふ、ふふっ…
っは、あはははははははっ!もぉだめっ…
あはははははははは」
「…し、雫ぅ…ふふふ」
だめだ、ごめんなさい、あたしも耐えられない。
雫を始め、至るところで大笑いしてる人やクスクス笑いしてる人など、皆笑っちゃって店内は笑いに包まれてしまった。