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want to be ...
第2章 出会い
それにどのみち今は
「安全日なので…」
小さく呟くと勢いよく顔を上げてあたしを見る彼。
…やっぱり、凄くかっこいい。
「いやいや…、安全日だろうが危険日だろうが
関係ねぇよ、レイプした事には変わりねぇもん。
本当にごめん、どう責任とればいいか…」
苦々しい表情を浮かべる彼。
この人、ちゃんと自分の罪を認める人なんだ。
そして、悪い人じゃなくて…きっと思いやりのある人なんだろうな。
何となく、彼をじっと見つめてみる。
こんなイケメン、世の中にいるんだと思うくらい顔が整っている彼。
だけど、なんだろう…イケメン云々より、この彼の持つ独特な雰囲気に、惹かれるものがあった。
だから、
「んー…、また会えたら嬉しいです」
そう言ってにっこり笑うと、案の定驚いた顔をされる。
確かに…仮にもレイプ?された人にまた会いたいなんておかしいよね。
でも、この人にならまた会えたらいいなって思ったんだ。
「っ…、いい子そうでよかった。
普通なら俺刑務所行きだっただろうし…」
「そこまでならないですよ。
それにここ入ったのはあたしの意思です。
押し倒されても、抵抗しなかったし…
…巧く言えないですけど、どっちも悪いけど、
どっちも悪くない…そんな感じじゃ、ないですか?」
「…変わった考え方するんだな」
「えっ…」
「いや…悪い意味じゃないけど」