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want to be ...
第2章 出会い
「…そ、そうですか…」
「金は俺が払っとくから」
「えっ、何言ってるんですか!あたしが払いますっ」
「は?何でだよ。それよりシャワーしてこい、
その体のまま外出れないだろ」
体を起こそうとしたあたしを抱き上げ、浴室まで連れて行ってくれた彼。
そしてあたしがシャワーを終えて出てくると、待ってくれてて
「先、外出てるな」
と言って出て行った。
慌てて荷物を纏めて料金を確認すると、既に支払い済みになっていて。
「あの、ごめんなさいお金…」
「いいって、これくらい。
借り作りたくねぇし全然気にしなくていいから。
人気のわりに1泊の料金そんな高くないしな、ここ。
払うの当たり前だろ、寧ろ払い足りねぇよ。
値打ちつけられねぇ体好き勝手したんだから」
凄い…なんてかっこいい考え方。
「あの、助けていただいて
本当にありがとうございました」
「…あー、うん…俺も礼言いたいんだよね。
いろいろあって昨日寝るところなかったからさ。
あんな事しちまったけど、
俺も助けて貰った…かも?ありがと」
そう言って笑う彼に慌てて頭を下げる。
セックス、今まで経験した事ないくらいものすごく気持ちよかったから全然いいしこちらこそありがとうございます…なんて、言える訳がない。
「はは、何かおもしれぇ。
普通知らん男とラブホなんて来たら、さんざん犯された後
金とられて逃げられんのがオチじゃねぇ?」
「そういう事する人には見えないです…」