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want to be ...
第10章 杏奈と蒼汰
ニヤニヤと笑ってるお兄ちゃん。
さっき言わなかったっけ、彼氏だって。
…嘘のだけど。
お兄ちゃんと蒼汰さんを交互に見つめてると、蒼汰さんがお兄ちゃんを睨んでることに気付く。
…と、次の瞬間。
腕を掴まれて抱き寄せられ、唇を塞がれた。
「んんっ!…っは、っちょ!?んぁ…っ!」
突然蒼汰さんからキスされ、驚いてもがく。
そんなあたしの身体を強く抱き締め、深く深くあたしの唇を貪る蒼汰さん。
腰痛い…腰痛い!!
キス、激しすぎる…!
けど…蒼汰さんの、キスだ…
唾液をごくんと飲み込み、尚も絡められる舌に長年の癖?なのかあたしも応えてしまう。
…あ、ダメ…!
身体から力が抜けて崩れ落ちそうになると、唇を離され身体を支えられて、首筋に熱い舌が這わされる。
…え、今キスマークつけませんでした!?
…って、ちょ、いくつつけるの!?
至るところに走る甘い痛みに身体を捩り、抵抗の意を示す。
「待っ…、蒼汰さ…あっ…!ちょっ…」
穿いてたスカートを捲られ、足を撫でられた。
すぐに下着に手が入ってきて指を入れられ、驚いて目を見開く。
「待っ…ぁ、こんなところで…」
お兄ちゃんと悠翔がいるのにー!
「なーぁ盛るなよ、うちの杏奈にぃ」
…そうだ、いるんじゃんここに!