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want to be ...
第10章 杏奈と蒼汰






恐る恐る、蒼汰さんに近付いていく。


あと、1m。


あと、50㎝。


あと…


「…っ!」


思いきり、蒼汰さんの身体に抱き付く。


あたしの身体をぎゅうっと抱き締めてくれる蒼汰さんの温かさに、涙が次々と溢れた。


「うっ…ふ、遅いよぉ…っ」


「ごめん、待たせてごめんな…」


「他の女の人のとこ行っちゃったのかなってっ…」


「いや有り得ないから。
どれだけ俺が杏奈に夢中だと思ってんだ…
時間はかかったけど、胸張って杏奈を迎えに行けるように
死ぬほど頑張ったし準備してきたんだからな…?」


「もう、知らないからっ…離れないから…っ!
返品なんてしたらほんとに大っ嫌い…っ」


「しねぇよ、バカ…。お前は俺の大切な女だ」


「っ…、ふぅう…っ」


「今はまだ、信じて貰えないかもしれないけど。
愛してる、杏奈…」


涙が滲む目を思いきり見開くと、そっと重なった唇。


あたしは涙を流したまま、目を閉じた…


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