この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第14章 愛の結晶
「あたしも、よかったって正直…思ってます。
さっき、お酒飲んじゃったって言ったんですけど
ウォッカとかジンとか…ほんと強いのなんです。
もしお腹に赤ちゃんいたとしたら、
絶対に影響しちゃうじゃないですか。
その心配なくなって、ほんとホッとしてます」
「あぁ…飲んでたな、でっかい声で騒ぎながら」
「はい…
あたし達お酒入ったらテンション上がっちゃうから…
…え?」
思いがけない言葉に蒼汰さんを見上げる。
な、何て言った…?今。
何であたしがお酒飲んだ事知って…
「杏奈、すげー友達いんだな。
先生…しかも瑞季って、あの若い奴だろ?
あいつとそんな関係なる友達いるなんて
凄ぇなぁと思ったわ」
「え…えぇっ…!?」
「バッタガエルのくだり…
あれ爆笑してたのどっちだよ?
「誰かカットって言わないの~」って…
俺むしろその言葉に笑ったわ。
あれ言ったの杏奈?友達?」
「と、っ友達ですけど…え?って事は蒼汰さん、
もしかしてあたし達の隣にいました!?」
「そう。ちなみに大樹と」
その言葉に血の気が引く。