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want to be ...
第20章 再会 蒼汰SIDE






バラ100本の花束を持った手をぎゅっと握り締め、目を閉じる。


何か形にしたくて買ったけど…かなり恥ずかしかったんだからな、これ。


受け取ってくれ。


俺の思いを受け入れてくれ…


そう思いながら、扉を開けた。


簡単に捻れたドアノブ。


あぁ…杏奈。


この前は鍵締められたけど、あの時のように、俺が入って来れるように開けておいてくれてるんだな…


「杏奈」


玄関先で、そう呼ぼうと口を開いた途端。


「キャー!あははは」


「…、」


…え?


俺の耳に届いたのは、子供の声と、走り回る足音。


えっと…


ちょ…待て、頭が追い付かない。


子供?しかも、走り回れるくらいの年の子供…


えっ…どういう事だ!?


余りに衝撃的な事に頭が回らず立ち尽くしてると、小さな男の子がこっち向かって走ってきた。


「きゃははは…あ?」


大きな瞳を俺に向け、きょとんと見つめられる。


「…あ、あの…」


「パパー!」


えええ!?


走って行った男の子が言った言葉に目を見開く。


おい…パパって、まさか。


杏奈…他に男いたのかよ!?


しかもとっくに!ガキまでつくって!


いやでもどっちだ…あのガキ3歳か4歳だよな!?


杏奈今いくつだっけ…


俺今23だから20か21のはず…いやいやおかしい。


腹大きかった時なかったぞ、抱いてる時。


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