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want to be ...
第20章 再会 蒼汰SIDE
「え?…と、何言って…」
「そうだよ。うちの杏奈に何してくれてんの」
「は?何言ってんの?」
…うちの、杏奈?
クソッ…何で俺がこんな惨めな目に遭わなきゃいけねぇんだよ!
確かに、約1か月前…決心してたよ。
他の男といたら、身を引くって。
…なぁ、無理に決まってんだろ。
俺がどんな思いで杏奈を手放したと思ってんだ!
さまざまな思いが込み上げてきて、男を睨み付ける。
杏奈がどんな風に俺の前で乱れるか、どんな声で啼くか…知ってるか!?お前は!
俺と男を交互に見つめる杏奈の腕を掴むと、抱き寄せて唇を深く塞いだ。
「んんっ!…っは、っちょ!?んぁ…っ!」
抵抗する杏奈の体を花束ごと抱き締め深く口内を貪った。
…杏奈だ。
杏奈の体だ…
口内に溜まる唾液を杏奈の口内に流し込み、更に深く舌を絡める。
このままこの男の目の前で…抱いてやろうか、いつもみたいに。
俺の下で乱れる杏奈を見せつけてやろうか。
ぽかんとしてる男を睨み、崩れ落ちそうになった杏奈の体を支えて細い首筋に舌を這わせ、キスマークをつけていく。
「待っ…、蒼汰さ…あっ…!ちょっ…」
待ってなんかやらねぇ。
見せつけてやる。