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want to be ...
第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈
「…っ」
あたしを見た蒼汰さんが、目を見開いた。
そして。
「…っ、どんだけエロい顔してんの…」
囁くように呟いた蒼汰さんに口を塞がれてた手を離され、キスされた。
スマホを持った蒼汰さんの右手があたしを閉じ込めるように壁に手をつき、貪るように舌を絡められる。
耳元で聞こえる美咲さんの甘い甘い声が更に欲を掻き立て、蒼汰さんの舌使いも激しくなる。
あぁ…ほしい。
蒼汰さんが…
唇を離されると、力が抜けて崩れ落ちかけたあたしの腕を掴んで支えてくれた蒼汰さん。
そして。
通話を切った蒼汰さんに体を抱かれて、部屋に逆戻り。
真っ先に向かった寝室のベッドに押し倒され、激しく抱かれた。
「杏奈、気持ちい…?」
…セックスの最中に蒼汰さんから呼ばれるあたしの名前…一番、好きかも。
「気持ちいいです」
そう言える余裕もないから、ただ強く頷いて蒼汰さんの背に腕を回すと、ラストスパートをかけて更に激しく突かれて…
太刀打ち出来ない快楽の底へ突き堕とされた。
薄れゆく意識の中、蒼汰さんがあたしの耳元で何か囁いた気がしたけど。
ふつりと柔らかく意識が途切れて、それは何か分からなかった。