この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈
え…でも!
どういう事ですか!
「蒼汰から連絡あったろ」
仏頂面…いや無表情?で聞かれ、こくこくと頷く。
…つい1時間前に来た連絡ですけどね!
「…あ、あの。それであたしは
何をしたらいいんでしょうか…」
「…」
「…っご、ごめんなさい…」
眉をひそめる大樹さんについつい謝ってしまう。
「…面倒だから、謝らないで」
「は、はいっ、ごめんなさい!…っあ、はい!」
「…、ご飯、作って。俺に」
「はい!…っえ?」
ご飯…ご飯?
…ええ!
「あ、う、…じゃあ、何が食べたいですか…?」
「…」
大樹さんは、少し考えたのち。
「美咲が食いたい」
なんて言ってくれた。
本当に美咲さん大好きなんだな…
…って、さっきまでこの人、ヤり溜めとか言って美咲さんとずっとセックスしてたんじゃないの!?
どんだけ溜まるの早いんですか!
「それは叶えられないです…我慢してください。
2週間の辛抱ですよ…」
「…」
一瞬ぴくりと大樹さんの眉が動き、
「…ちっ、オムライス」
と呟かれる。