この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈
オムライスか…卵あったかな?
っていうか、オムライスって。
…何か可愛いんですけど!
呼んでもらえるオムライスが羨ましい!
なぜかツボに入りきゅんとしてしまう。
美咲さんにはどうやって頼んでるのかな。
さっき「美咲食いたい」なんて言ってたし、
「今からお前を料理するから」
なんて言って美咲さんの事抱くのかなー!?
頭の中で妄想を繰り広げ、ふと気付く。
…もしかして大樹さん、あたしの気を紛らわせようとしてくれた?
美咲が食いたい、なんて言って。
ほんとはどうか分からないけど…
「分かりました、オムライスですね?」
何も言わずオムライスを作る事にする。
イタリアンのお店は、今度にしよう。
そう決めて、オムライス作りに取りかかった。
「お待たせしました。…大樹さーん」
ソファでうたた寝してる大樹さんに遠慮がちに声をかけると、ハッとして起き上がり寝ぼけ眼をこする大樹さん。
…何ー!?ほんと可愛すぎるんですけど!
寝顔がもう、…っもう、天使だった!
美麗だったり可愛かったり…
もう意味分かんないです!