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want to be ...
第5章 関係
だけど。
彼との関係が始まって10か月目の今日
「次呼ぶ時から俺の部屋来い」
微睡んでたあたしの髪を弄りながら言った彼の言葉に思わず眠気が吹っ飛んだ。
…っ、部屋?
蒼汰さんの、部屋?
自然と笑顔がこぼれた。
やった…やったぁ。
嬉しい…
…とは言わず、平然装って尋ねる。
「分かりました…どこのアパートですか?」
「あ?アパートじゃねぇマンションだよ。
バカにしてんじゃねぇ」
「そ…ですか、ごめんなさい。S区のどこですか?」
「…っふ、さあ」
さあ、って…
「じゃあ行けないですよ」
ツンとそっぽを向いてシーツに顔を埋めると、あたしの胸を焦らしながら揉んでくる。
「っ…、ぁ…っん」
美咲さんの胸とは比べ物にならない小さなあたしの胸を、耳に息を吹きかけながら焦らして揉み、
「教えて欲しかったら口で奉仕しな…?」
と囁く蒼汰さん。
「っ…はぁ、またですか…っんぅ」
「口答えは身を滅ぼすぞ、杏奈…」
「は…っ、ぁ…ん…っ」
ドS…
口で奉仕しろと言ったくせに、優しく唇を塞がれ。
ひたすら舌を絡められてとろとろにされ、ぐったりとするあたしの脚を掴んで広げられ、静かに奥深くまで挿入される蒼汰さんのモノ。
舌を絡めながら正常位で突き上げられ、体勢を変えてバックで突かれ、シーツに皺を作る。
「っ…はっ…杏奈、バック大好きだもんな…」
「あ、っ…ぁっあっ、そ…んな…っ」
最近、彼はあたしを「美咲」と呼ばない。