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want to be ...
第7章 解…消?
…本当に?
「杏奈さっき、俺を受け入れて好きでいるのは
自分だけだって言ったじゃん?
…ほんとにその通りだと思う。
杏奈くらいだよ、俺の内面もしっかり見てくれる女は」
ボロボロ涙を流しながら見つめてると、優しく涙を拭ってキスしてくれる。
「言っとくけど、ヤれるから好きなんじゃない。
ただヤリたいだけならセフレ何人も作ってる。
さっきも言ったけど俺は杏奈自身を好きになった」
嗚咽が洩れ、息がし辛くなってまともに蒼汰さんを見ることが出来ない。
「ほん、…っ、ほんとに…っ!?」
「こんなこと嘘で絶対言わない」
優しい優しい…美咲さんと話してるような声のトーンの蒼汰さん。
「こんな俺を好きになってくれてありがとう。
美咲は、大樹さんと幸せになってほしい。
杏奈は…俺と、幸せになろう?
俺と幸せになってください」
最高の殺し文句に、あたしは泣き崩れた。
「ぅ…っえぇ~…っ、ふ…」
「だから…少し、俺を信じて待っててほしい。
…いや、待ってろ」
その言葉にこくこくと頷く。
「待ってるっ…待ってる、けど…浮気なんかしたら
許さないからっ…使い物にならなくしてやる…っ」
「ふ…いい度胸。俺がそんなことする訳ないじゃん?
そんなことしたら杏奈とセックス出来なくなるしな?」