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第7章 解…消？

｢今までっ…しすぎなくらいだったじゃんか…っ｣


｢俺の愛全てぶつけてたんだよ｣


｢っ…よく言うよ…2人の結婚式のあと、あたしのこと
美咲って呼びながら抱いたくせに…っ｣


｢…それなんだけど。本当にごめん。許して｣


｢最悪だよバカ…ッ悲しかったっ…｣


｢ごめん、傷付けたな…だって…な？
10年以上愛してた女が完全に他人のモノになったんだぜ？
やっぱね…そこは男として複雑なところなんですよ｣


｢…よかったですねあたしがいて｣


｢はは…うん。ほんとだよ｣


｢嫉妬を全部あたしにぶつけれましたもんね｣


｢…はい｣


｢ほんとはめちゃくちゃ嫌ですけどね。
あたしだけを見てほしいですけど｣


｢…｣


｢どんな蒼汰さんでも大好きですもん｣


｢…杏奈。お前、マジで可愛い女だな｣


｢蒼汰さんの為に頑張ったんですもん。
てか、蒼汰さんがあたしをこんなのにしたんでしょ｣


｢そうだな…俺が杏奈を美味しく育てたもんな？｣


チュ、とあたしにキスして可愛く笑う蒼汰さん。


そうだよ。


あたしは…あなたにものすごく綺麗にして貰った。


女としての魅力を引き出して貰った。


そして…いろいろ分かっちゃったの。