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アンバランスなsweet
第11章 不審な影
「彼の自分の作品に自信と愛情を持っている所が好きでした。
私の世界と違う世界で生きてる姿に引かれて―‥。
付き合い始めるのは早かった。
出会って一週間で私達は恋人になった。」



“幸せだったんですよ。”そう言って微かに笑う里奈ちゃんの姿に心が痛む。



「でも。彼はプライドが高い人――。
自分の納得出来るものと、大量に作って売るものとは違う。“芸術家の前に職人であれ”その師匠の言葉が理解出来ずに勤めていた工房を辞めてしまった。」




――芸術家で有る前に職人であれ。




地元に職人が多いこの土地では、たまに聞くその言葉にその先の彼の人生を想像するのは容易くて。
まだ駆け出しの職人が、自分の信念だけで突き進んで行ける程甘い世界では無いのは素人でも想像できた。




「作品を作る場所もなく、それを叶える資金も無い彼は‥、私にお金の無心をするようになって‥。
そして‥。手も上げる様になった‥。」



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