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アンバランスなsweet
第11章 不審な影
「彼は‥卓くんは芸術家の卵で、ガラス工芸をしているんです。
繊細で、青を基調としたガラス玉や、花瓶や、グラスなどの作品を造っている人で。
以前勤めていた病院の側の雑貨店に彼の作品が卸してあって。私、その作風が好きだった‥。」



幸せだった時の事を思い浮かべているのだろうか。
里奈ちゃんは穏やかな口調で話を続けた。



「総合病院勤務だった私の仕事は凄く忙しくて‥。
ストレス解消は、彼のガラス細工を見たり購入する事で、それが癒しの時間で楽しみでした。
ある時、たまたま雑貨店に作り手である彼が訪れていた時に、私が偶然その場所に居合わせて―‥。
それが私達の出会い。‥でも。」



里奈ちゃんは、少し目を伏せて。
足元を見つめながら言葉を紡げないでいて。



「いいんだよ、里奈ちゃん。無理しないで。ゆっくり話してくれたらいい―‥。」



前の職場で、卓くんという人との間に、どんなにか、辛いことが合ったのだろう。
辛そうな里奈ちゃんの口からそれ以上話を聞きだすのが可愛そうで。


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