この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アンバランスなsweet
第11章 不審な影

里奈ちゃんが片桐さんに向かって大きな声を出して。
‥里奈ちゃん、まだ彼に気持ちがあるのだろうか。
でも、その彼には里奈ちゃんは任せられない。
「じゃあ、熊さんにはちゃんと話、して。俺からは明日の朝、話すから。」
時計をみれば深夜の0時を回っていた。
片桐さんは里奈ちゃんのアパートの前に車を止める。
付近に、彼の姿は無く、アパートは知られていない様だった。
「里奈ちゃん、今日‥、うちに泊まる?」
「‥大丈夫、平気です。」
「――でも。」
「平気です。」
心配だから一人にさせたくない私に、里奈ちゃんは平気だと強がりを言うけど。
もしかしたら一人で泣きたいのかもしれない。そう思って諦めた。
「明日迎えに来るから、一緒に職場に行こうね。」
そう言って、里奈ちゃんがアパートの中に入るのを見送った。電気が着いたのを確認して、片桐さんは車をスタートさせた。
‥里奈ちゃん、まだ彼に気持ちがあるのだろうか。
でも、その彼には里奈ちゃんは任せられない。
「じゃあ、熊さんにはちゃんと話、して。俺からは明日の朝、話すから。」
時計をみれば深夜の0時を回っていた。
片桐さんは里奈ちゃんのアパートの前に車を止める。
付近に、彼の姿は無く、アパートは知られていない様だった。
「里奈ちゃん、今日‥、うちに泊まる?」
「‥大丈夫、平気です。」
「――でも。」
「平気です。」
心配だから一人にさせたくない私に、里奈ちゃんは平気だと強がりを言うけど。
もしかしたら一人で泣きたいのかもしれない。そう思って諦めた。
「明日迎えに来るから、一緒に職場に行こうね。」
そう言って、里奈ちゃんがアパートの中に入るのを見送った。電気が着いたのを確認して、片桐さんは車をスタートさせた。

