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アンバランスなsweet
第15章 やり直す為に

谷口さんと付き合い始めた未稀ちゃん。
私達の互いの交際はほぼ同時期にスタートし始めたから。
そのせいか最近良く恋バナをすることが多かった。
片桐さんと付き合い始めて、
私‥‥幸せになっているんだから。
里奈ちゃんとも前みたいに話せる筈なのに。
――――話せる筈、なのに。
真くんの事を思うと、未だに胸が苦しくて。
里奈ちゃんと付き合っているかと思うと、黒いもやもやが心を覆ってしまうから。
あれから里奈ちゃんとは話せないままで。
たまに‥‥。
里奈ちゃんが何か話したそうにしている視線を感じることがあっても‥‥知らないふりをして。
――――そう。その事実から逃げるように。
同じ職場だし、挨拶を交わし互いに微笑む。
その程度の付き合いを続けていた。
未稀ちゃんはいつも惚気てばかりだけれど、
良く相談に乗ってくれるから。
電話の内容を未稀ちゃんに話す。
「紫乃さん!
付き合い始めはみんなそう言うものですよ?
お互いにお互いしか見えていないんです。
躯が繋がれば‥‥尚更////
‥‥片桐さん、紫乃さんとそういう関係に進む準備始めてるんじゃないかなぁ」
私達の互いの交際はほぼ同時期にスタートし始めたから。
そのせいか最近良く恋バナをすることが多かった。
片桐さんと付き合い始めて、
私‥‥幸せになっているんだから。
里奈ちゃんとも前みたいに話せる筈なのに。
――――話せる筈、なのに。
真くんの事を思うと、未だに胸が苦しくて。
里奈ちゃんと付き合っているかと思うと、黒いもやもやが心を覆ってしまうから。
あれから里奈ちゃんとは話せないままで。
たまに‥‥。
里奈ちゃんが何か話したそうにしている視線を感じることがあっても‥‥知らないふりをして。
――――そう。その事実から逃げるように。
同じ職場だし、挨拶を交わし互いに微笑む。
その程度の付き合いを続けていた。
未稀ちゃんはいつも惚気てばかりだけれど、
良く相談に乗ってくれるから。
電話の内容を未稀ちゃんに話す。
「紫乃さん!
付き合い始めはみんなそう言うものですよ?
お互いにお互いしか見えていないんです。
躯が繋がれば‥‥尚更////
‥‥片桐さん、紫乃さんとそういう関係に進む準備始めてるんじゃないかなぁ」

