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アンバランスなsweet
第15章 やり直す為に

‥‥何?
いったい何が起こったの?
店の際奥。
その席までズンズンと進んで。
私達の席で止まったその人は――――
その刹那。
時間が止まった気がした。
私は大きく目を見開いて。
その相手の顔を見つめることしか出来なくて。
――なんで、ここにいるの?
真くんの、凄く思い詰めた‥‥怖い顔が、
卓さんを睨みつけている。
「紫乃!いくぞ」
真くんはそう言って、私の腕を強引に掴んで。
席から私を立たせ自分の方へ引き寄せた。
「‥‥おい、君は里奈の彼氏だろ‥‥っ?!」
突然の沸き起こった騒動に、
店のお客さんの視線が自分達に集まっているのが分かる。
真くんは里奈ちゃんの彼氏で。
私と卓さんは喫茶店で話をしていただけなのに――。
でも――私の思考とは裏腹に、
真くんに掴まれている腕が熱くて――。
この感情に身を任せたくなる――場違いな私がいた。
真くんは、卓さんの言葉を無視して、
――ダンッ!
テーブルにポケットから取り出した千円札を叩きつける。
いったい何が起こったの?
店の際奥。
その席までズンズンと進んで。
私達の席で止まったその人は――――
その刹那。
時間が止まった気がした。
私は大きく目を見開いて。
その相手の顔を見つめることしか出来なくて。
――なんで、ここにいるの?
真くんの、凄く思い詰めた‥‥怖い顔が、
卓さんを睨みつけている。
「紫乃!いくぞ」
真くんはそう言って、私の腕を強引に掴んで。
席から私を立たせ自分の方へ引き寄せた。
「‥‥おい、君は里奈の彼氏だろ‥‥っ?!」
突然の沸き起こった騒動に、
店のお客さんの視線が自分達に集まっているのが分かる。
真くんは里奈ちゃんの彼氏で。
私と卓さんは喫茶店で話をしていただけなのに――。
でも――私の思考とは裏腹に、
真くんに掴まれている腕が熱くて――。
この感情に身を任せたくなる――場違いな私がいた。
真くんは、卓さんの言葉を無視して、
――ダンッ!
テーブルにポケットから取り出した千円札を叩きつける。

