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アンバランスなsweet
第15章 やり直す為に

今の気持ちを私じゃなくて、
里奈ちゃんに話した方が良いと思う。
こんな気持ちになった卓さんのことを、
里奈ちゃんは知らないまま――心の中の卓さんに怯えながら‥‥なんて、
お互いの――恋心。
求めて止まなかったその気持ちをただ、消してしまうのは切なすぎるもの。
そう思ったら、
とまっていたその温かい雫が私の目から再び溢れて。
「‥‥直接渡した方が良いと思――」
《♪チャリリンッ――ガンッ――チャリリリン》
その時、店のドアのベルがうるさいぐらいに重なり合う鳴り音が響いて、
ドアが勢い良く開いた音がした。
突然のことで、呆然とする私と卓さん。
そして、その前に立ちはだかる黒い影が見えた。
里奈ちゃんに話した方が良いと思う。
こんな気持ちになった卓さんのことを、
里奈ちゃんは知らないまま――心の中の卓さんに怯えながら‥‥なんて、
お互いの――恋心。
求めて止まなかったその気持ちをただ、消してしまうのは切なすぎるもの。
そう思ったら、
とまっていたその温かい雫が私の目から再び溢れて。
「‥‥直接渡した方が良いと思――」
《♪チャリリンッ――ガンッ――チャリリリン》
その時、店のドアのベルがうるさいぐらいに重なり合う鳴り音が響いて、
ドアが勢い良く開いた音がした。
突然のことで、呆然とする私と卓さん。
そして、その前に立ちはだかる黒い影が見えた。

