この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンバランスなsweet
第16章 熱情
「‥‥っ!真くん、痛い」


店を出てからも私の腕を掴んだままズンズンと歩く真くん。

そして、いつの間にか、腕から私の手首に移ったその圧。
掴まれたその場所から、真くんの熱が伝わって来る。



‥真くんの怒りが伝わってくる――。


真くんが怒っている理由が分からないその理不尽さ。
その強引さに久しぶりに胸がざわついて。



でも。私の手首をぎゅっと掴んで離さない。
その真くんの焦燥に、
相反した気持ちが躯を震わせる。



会えて‥嬉しい―‥


そんな風に思ってしまう。


訳が分からない小さな嵐が心の中に渦巻いて、
そんな自分に戸惑ったまま、

子供みたいに手を引かれるようにして、
そのまま真くんの車まで歩いた。



診療所の患者様用の駐車場からは、
喫茶店の窓が見えて。
卓さんがずっとこっちを見ていた――――。



/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ