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アンバランスなsweet
第16章 熱情
真くんが急に私の手を離す。

離れていくその温みに名残惜しさを感じて、視線でその場所を追いかけて―。


「乗って」


車に乗るように促される。

その声はいつもの真くんの声より少し低いトーン。

助手席は里奈ちゃんの場所――そう思って後部座席に乗り込もうとした私に、
イラついた様に真くんは助手席のドアを開けた。



「早く」



二人車に乗り込み、真くんが車を発車させて。

冬の午後‥太陽は早くも傾き始め、
蜂蜜のような柔らかい日差しが雪に反射して煌めいている。



行く先の分からないドライブ。



―――どこに行くのだろう。



ちらっと、運転している真くんの顔を見る。



―――何に‥怒ってるの?



何かに怒っている真くんの横顔。
いつもとは違って厳しい顔つきは、
話掛けることを戸惑わせる雰囲気だった。



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