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アンバランスなsweet
第16章 熱情

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どれぐらい私たちは二人抱き合ったままでいたのだろう。
ギュッと抱き締められた私の躯。
真くんの抱き締める力が強くて…少し苦しいくらいで。
――真くん…何にそんなに苛ついているの?
「なんでだよ‥っ‥」
その吐き捨てるような切ない呟きは…凄く苦しそうだった。
抱き締めるその力に――
その躯から伝わる温もりに――
どこからが私でどこからが真くんなのか、その境が曖昧になる。
勿論…素肌を隔てる衣服はあるけれど――そんなの気にならないぐらいの私たちの距離。
―――互いのその吐息が耳に聞こえる…
―――高鳴る胸の鼓動を感じられる…
それは愛しい二人の為にある距離――――…。
―――――私と真くんには不釣り合いな距離。
どれぐらい私たちは二人抱き合ったままでいたのだろう。
ギュッと抱き締められた私の躯。
真くんの抱き締める力が強くて…少し苦しいくらいで。
――真くん…何にそんなに苛ついているの?
「なんでだよ‥っ‥」
その吐き捨てるような切ない呟きは…凄く苦しそうだった。
抱き締めるその力に――
その躯から伝わる温もりに――
どこからが私でどこからが真くんなのか、その境が曖昧になる。
勿論…素肌を隔てる衣服はあるけれど――そんなの気にならないぐらいの私たちの距離。
―――互いのその吐息が耳に聞こえる…
―――高鳴る胸の鼓動を感じられる…
それは愛しい二人の為にある距離――――…。
―――――私と真くんには不釣り合いな距離。

