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アンバランスなsweet
第17章 甘い疼き
里奈ちゃんに卓さんの事を話したいのに…話さなきゃなのに。


あの日…卓さんから渡されたコースターを私はいつも持ち歩いていた。
その電話番号を見る度に――あのキラキラしたペーパーウェイトを思い出してしまう。


会うか会わないか…決めるのは里奈ちゃんだけれど―――。

このコースターを渡さないことには、卓さんの気持ちが里奈ちゃんに伝わるチャンスさえ無い。
それは解ってる。


――でも…里奈ちゃんの顔を見ると辛くなってしまう自分がいる…。
そんな権利は私には無いのに…避けてしまう日が続いていた。


片桐さんとのお付き合い…は続いている。――片桐さんの優しさが苦しくなって来ている自分がいる。



未希ちゃんが言ったみたいなこと。
片桐さんとの大胆なことはまだ無い。

付き合い始めて、約2ヶ月近く経った。

デートの時さりげなく肩を抱かれたり。
ふと振り向いた時の瞳のその甘さに…
片桐さんとの距離が少しづつ近付いているのを感じていた――躯の距離が近付いているのを――――。


ままごとみたいな清いお付き合いが続いている。
でも―それは多分もうすぐ終わる。



本当なら甘い期待に震える筈なのに――…。



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