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第17章 甘い疼き

躯は真くんを求めている。

その声を思い浮かべて…。
あの時の真くんの体温を思いだして…。
切なく疼いている。


――じゃあ…心は？



――――――――…好き。



一瞬掠めるその思い。
真くんに抱いてはいけないその思い。



あぁ…
気持ち…イイ…


ぷっくりとしたその乳首を指で摘まんで弄くる。

その直接的な指での刺激――…
胸の奥にある秘めた思い―――――…


胸の先から疼きの中心がキュンと響いて。
躯がピクンと跳ねた。


その想いが形になる――蜜になってトロトロと躯から溢れる。


パジャマのズボンから手を差し込む。
その濡れたショーツ。
真くんのことを想ってひくつくそこを指で何度もなぞった。


生暖かくて湿った感触。


「…ふぁ……ぁぁ…っ」


その湿った蜜が溢れでる出口のすぐ上。
快感が集まる…敏感な場所を掠めて。


想ってはいけない。
その想いは外に出してはいけない。



―――忘れなきゃ。