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アンバランスなsweet
第19章 紅い花

片桐さんから逃れるように身じろぎする私。
その動きを封じるかの様に……
縫い付けるように、上から両手足で押さえつけられスッポリと閉じ込められてしまった。
「その顔…いいね。そそる」
その顔って言われても!
――覚悟していた筈なのに。
いざ…そんな雰囲気になったら怖じ気づいてしまう私がいる。
片桐さんの指が、
私の首筋……
ドクドクと脈打つその場所からゆっくりと下に降りる。
あくまでも手つきは優しい。
でも私を挟み込む様に抑える足の力は強くて、その場からは動けない。
私のブラウスのボタンをそっと3つ外した。
現れた鎖骨。冷やりとした外気が肌を粟立たせ、
不意に軟らかな熱い感覚を感じた。
「紫乃、甘いね」
片桐さんに舐められてる……。
ヌメヌメと肌を這うその初めての感触に戸惑う。
「俺のだって印、つけるよ」
片桐さんはそっとキスを落とす。
そこにチリっとした痛みを感じ躯がぴくんとした。
「綺麗だ――……。
明日は春もののセーターを着ておいで。
その花がチラリと見えるような。スカーフで隠せばわからないよ。」
その動きを封じるかの様に……
縫い付けるように、上から両手足で押さえつけられスッポリと閉じ込められてしまった。
「その顔…いいね。そそる」
その顔って言われても!
――覚悟していた筈なのに。
いざ…そんな雰囲気になったら怖じ気づいてしまう私がいる。
片桐さんの指が、
私の首筋……
ドクドクと脈打つその場所からゆっくりと下に降りる。
あくまでも手つきは優しい。
でも私を挟み込む様に抑える足の力は強くて、その場からは動けない。
私のブラウスのボタンをそっと3つ外した。
現れた鎖骨。冷やりとした外気が肌を粟立たせ、
不意に軟らかな熱い感覚を感じた。
「紫乃、甘いね」
片桐さんに舐められてる……。
ヌメヌメと肌を這うその初めての感触に戸惑う。
「俺のだって印、つけるよ」
片桐さんはそっとキスを落とす。
そこにチリっとした痛みを感じ躯がぴくんとした。
「綺麗だ――……。
明日は春もののセーターを着ておいで。
その花がチラリと見えるような。スカーフで隠せばわからないよ。」

