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アンバランスなsweet
第20章 さ迷い…triangle

次の日……。

たくさん泣いたから朝起きたら目が腫れていた。

昨日は涙が止まらなくて。
大切な何かを失ってしまったような。
そんな喪失感に襲われて―――…。


片桐さんのことは嫌いじゃない。
優しいし。大事にしてくれる。


私の怯える様子に、多分――昨日は我慢してくれたに違いなくて。


男のひとのことは良く分からないけれど。


お姉ちゃんの話では、
その気になったら、なかなかソレ止めるのは難しい……らしい。



―――そのつもりで訪ねていったアパートなのに。


……抱いて貰うつもりだったのに。



――――亜子。


片桐さんを口をついたそのひとの名前。
私じゃない女性の名前――――……。


でも……。
片桐さんは、覚悟が甘くて怖じ気付いた私の頭を優しく撫でてくれて。
そんな私を待っててくれるその紳士的な態度に、
胸がジンワリしたのは確かで。



――――キスマーク


昨日のお風呂で見つけた―――私の白い肌に鮮やかに二つ咲いていたそれは―…。

鎖骨の少し上に咲く紅い印は片桐さんが昨日つけた所有の印。


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