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アンバランスなsweet
第24章 火事の現場で

「良かったですねぇ。骨、折れては居なかったですよ」
「ありがとうございます」
消防署に迎えにきた診療所の先生と紫乃によって、半ば強引に診療所につれてこられた俺は、負傷した右足の診察を受けている。
どうも、女の子を救助した時に、俺は右足を挫いてしまったようだ。
先生と紫乃が消防署に現れた時は正直びっくりした。――そして、先生のその一言にも。
「勇敢な消防士さんの右足を診察させて頂きたいのですが。」
その時は対したこと無かった右足。
その少しの違和感……現場では気にならなかったソレが、今は熱を持ち腫れ上がって来ていた。

