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アンバランスなsweet
第6章 戸惑う気持ち
片桐さんがカバンから酔い止めのお薬を出して来て。
飲むよう勧められ薬を飲んだ。
「熊さんには連絡した。まことちゃん、近くの道の駅で休んでいこうぜ。」
片桐さんの声が聞こえる。
私は申し訳ない気持ちで一杯になり更に小さく縮こまってしまう。
「少し眠りな。」
シートを倒すように、真くんに言われた。
窓側を向き、運転側に背を向けてじっとしていたら、真くんの優しい声が降って来て。
背中をさすってくれて。優しい手つきでトントンしてくれて。
薬のせいで、緩慢とした気分になる。
眠くなってきた私の背中には、真くんの手の温もり。
ふわふわ優しい手。その手にずっと触れられていたいのー‥。
「‥‥は、昔の俺に‥似てるんだよ。」
遠くで真くんの声がする。何を話しているかは分からないけれど‥。
存在が気になる真くんへの気持ち。
好きと嫌いの振り子が揺れて、戸惑う気持ちも一緒に揺れて。誘われるは夢うつつ‥。
ーー‥私は意識を手離した。
飲むよう勧められ薬を飲んだ。
「熊さんには連絡した。まことちゃん、近くの道の駅で休んでいこうぜ。」
片桐さんの声が聞こえる。
私は申し訳ない気持ちで一杯になり更に小さく縮こまってしまう。
「少し眠りな。」
シートを倒すように、真くんに言われた。
窓側を向き、運転側に背を向けてじっとしていたら、真くんの優しい声が降って来て。
背中をさすってくれて。優しい手つきでトントンしてくれて。
薬のせいで、緩慢とした気分になる。
眠くなってきた私の背中には、真くんの手の温もり。
ふわふわ優しい手。その手にずっと触れられていたいのー‥。
「‥‥は、昔の俺に‥似てるんだよ。」
遠くで真くんの声がする。何を話しているかは分からないけれど‥。
存在が気になる真くんへの気持ち。
好きと嫌いの振り子が揺れて、戸惑う気持ちも一緒に揺れて。誘われるは夢うつつ‥。
ーー‥私は意識を手離した。