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アンバランスなsweet
第6章 戸惑う気持ち

体のなかから出すだけ出したら‥気持ちが落ち着いて来た。
里奈ちゃんがペットボトルのお水を差し出してくれて。私は車から降りて口をゆすいでサッパリする。
ーーゴメンナサイ‥。
車に戻り、みんなに迷惑を掛けてごめんなさいと言葉にした。
申しわけない気持ちで一杯になり、私は助手席で小さくなるしか無くてー‥。
せっかく遊びに来たのに楽しい時間を台無しにしてしまったのだもの。
換気の為、窓から入ってくる風は冷たくて少し寒い。
山の清々しい空気に浄化されいくらか気分は良くなって来たけれど。
ーー ひと前で嘔吐してしまった‥。
恥ずかしくてたまらなくて。
さっきの生理的な涙とは違う滴が私の目から溢れ、下を向いている私の膝にポタポタと染みを描いていく。
「紫乃ちゃん、あんまり気にするなよ。車酔いだから仕方ないさ。俺も車酔いする方だから酔い止め持ってる。」
車に乗る時に聞けば良かった、と微笑む片桐さんは優しいお兄さんみたいで。
みんなの親切が身に染みた。
里奈ちゃんがペットボトルのお水を差し出してくれて。私は車から降りて口をゆすいでサッパリする。
ーーゴメンナサイ‥。
車に戻り、みんなに迷惑を掛けてごめんなさいと言葉にした。
申しわけない気持ちで一杯になり、私は助手席で小さくなるしか無くてー‥。
せっかく遊びに来たのに楽しい時間を台無しにしてしまったのだもの。
換気の為、窓から入ってくる風は冷たくて少し寒い。
山の清々しい空気に浄化されいくらか気分は良くなって来たけれど。
ーー ひと前で嘔吐してしまった‥。
恥ずかしくてたまらなくて。
さっきの生理的な涙とは違う滴が私の目から溢れ、下を向いている私の膝にポタポタと染みを描いていく。
「紫乃ちゃん、あんまり気にするなよ。車酔いだから仕方ないさ。俺も車酔いする方だから酔い止め持ってる。」
車に乗る時に聞けば良かった、と微笑む片桐さんは優しいお兄さんみたいで。
みんなの親切が身に染みた。

