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アンバランスなsweet
第9章 本音と建前と自分の気持ちと
ーー可愛いやつ!


今日の紫乃への感想。



スキーは夕方で終いにして、今は車で近場の温泉にむかっている。
車内のメンバーは朝と同じだ。


俺は運転しながら、なんとなしに今日の出来事を振り替えっていた。


里花さんからのお願いもあり、俺は紫乃のことを気に掛けるようにしていたんだ。
朝から、アイツはふらふらと熊さんの方へ寄って行くし。
自分では、「熊さんにひっそり憧れてるだけ」なんて気持ちでいるんだろうが、ひた向きな瞳でじっと見つめられたら、勘違いするヤツだっているだろ?


昔の自分に良く似たコンプレックスを抱える紫乃。


俺はどちらかと言うと自分の意見をハッキリ持った、芯が強い女がタイプで。
優しくて、笑顔が可愛い娘が好きだ。

好きな筈だった。



--そう。里奈ちゃんみたいな。



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