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ブラックチョコレート
第2章 決戦までの準備
「紅里、したいのー?」
目を擦りながら星弥くんは聞いてくる。
「え!?違う違う!なんか触りたくなっちゃって」
「へー、触りたくなっちゃったんだ?」
わたしの腰に腕を回すと、チュッと軽いキスを落とされる。
「そういう意味じゃなくてー!」
「じゃあ、どういう意味ー?」
星弥くんの片手がわたしのお尻をさわさわと撫でるから
「ご飯冷めちゃうからダメ!」
そう言って立ち上がり、星弥くんから離れた。
「早く起きてきてね!」
「はーい・・・」
わたしはキッチンに戻ると、ご飯とお味噌汁をよそって
ダイニングテーブルに並べた。