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ブラックチョコレート
第4章 旅行に行こう
そのソフトクリームのおいしいと評判のお店は
昔ながらの喫茶店という雰囲気だった。
「このスペシャルアラモードすっごいおいしそう!」
「そんなデカイの食べて夕食食えるのか?」
「食べれるよ!・・・たぶん」
「おれカボチャプリン食べたい」
「それソフトクリーム乗ってなくない?」
「乗ってるよ、ほら」
スペシャルアラモードとカボチャプリンを両方頼んで
2人で分け合って食べることにした。
星弥くんはひとくち口に入れると味わって
うんうん言いながら、わたしのアラモードも
ほとんど食べてしまった。
喫茶店を後にすると、まだ時刻は16時すぎ。
まだホテルに帰るのは早いと思い、
腹ごなしに散歩をすることにした。
「ねぇ星弥くん」
「ん?」
「昼間に2人で手を繋いでるのって初めてだね」
「そういえばそうだな」